新たな成長ステージに向けて

当第1四半期連結累計期間は、国内デバッグサービスが、前期に引き続きNintendo Switch 2向け新規タイトル案件を着実に獲得することで好調を維持するとともに、2025年11月に子会社化したカナダのゲームデバッグ会社、HUWIZ SOLUTIONS INC.の新規連結効果もあり、DHグループ事業として2桁増収及び増益を達成いたしました。一方、AGESTグループ事業においては、前期ローンチした独自のAIテストツール“TFACT”や脆弱性を可視化する独自のセキュリティ管理ツール“SBOM Archi”の営業強化をはじめ、エンジニア数に依存しない新たなビジネスモデル構築に注力したものの、ERP導入支援事業における大型案件終了の影響や、AIの普及拡大等を背景とする受託開発案件の縮小の影響が大きく、売上・利益ともに前年を下回りました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の連結売上高は9,847百万円(前年同期比5.0%増)、連結営業利益は624百万円(前年同期比11.7%減)となりました。
また、2026年8月6日付で、当社の創業者で現代表取締役会長である宮澤が代表を務める株式会社Sandbox(買付者)より、MBOの一環として当社普通株式の公開買付け(TOB)を開始する旨のプレスリリースがありました。当社は、買付者及び当社から独立した特別委員会を設置して検討した結果、本公開買付けに賛同の意見を表明するとともに、当社の株主の皆様に対して本公開買付けへの応募を推奨することを決議いたしました。(詳細は「MBOの実施及び応募の推奨のお知らせ」を参照ください。)
昨今、AIの進展により、当社を取り巻く事業環境は目まぐるしい速さで変化しています。今年の3月には、約3年かけて準備してきた株式会社AGESTの株式分配型スピンオフ及び上場の方針を取り下げるといった経営判断も行い、現在の当社における最重要課題である“AI時代において競争力のある事業基盤を再構築すること”に経営資源を集中することといたしました。変化の速い時代においては、従来の考え方や方針に固執することなく、必要に応じて迅速に意思決定を見直す柔軟な経営が不可欠だと考えたためです。
こうした中、本MBOの提案を受け、様々な議論を重ねた結果、やはり今後の成長に向けては、事業モデルの抜本的な変革やAI投資の積極化、さらにはAI時代に求められるサービスの開発・強化等を進めていく必要があり、これらをスピーディーに実行していくためには、上場を維持したままこれらの施策を進めるよりも、非上場化して抜本的な改革をやりきることが重要だと判断しました。
この経営判断は決して簡単なものではございませんでした。しかし、このような抜本的な改革にはリスクもつきものであり、AIの急速な進展による影響が不透明な昨今において、株主の皆様にこれ以上ご心配をおかけするのも違うと思いました。
今回の公表をご覧になって驚かれた株主様もたくさんいらっしゃると思います。当社としては、今回のMBOに応募することを推奨しておりますが、応募に際しては、本日公表の資料をご確認いただき、株主の皆様それぞれにご判断いただければと考えております。 事業環境の変化の速い中で、経営のかじ取りは一層難しくなりますが、デジタルハーツホールディングスはAI時代だからこそ、当社が強みとしている多様な人材力を活かして、世界中のクライアントに必要とされるグローバル・クオリティ・パートナーとして、AIデジタル社会に貢献すべくチャレンジしてまいります。
2026年8月6日
代表取締役社長 CEO
筑紫 敏矢
(ご参考)
MBOの実施及び応募の推奨のお知らせ
https://xml.irpocket.com/C3676/2026/Mj69cWkD.pdf
