エンタープライズ事業の成長基盤構築は完了
次なる成長ステージへ

 当期上期は、新型コロナウイルス感染症が世界規模で爆発的に拡大するなか、刻一刻と変化する状況を見極めながら、いかに従業員の安全を確保しながら事業活動を継続していくか、ピンチをチャンスに変えるためにはどうすればいいかを常に考えながら事業運営を行って参りました。幸い当社グループが属するIT業界においては、新型コロナウイルスの影響は限定的であったことから、当第2四半期連結累計期間の売上高は10,531百万円(前年同期比103.0%)、営業利益は527百万円(前年同期比101.8%)と増収増益を達成することができました。この新型コロナウイルスが与えた影響は、日本経済全体にとっては非常に大きな打撃だったものの、当社グループにとっては、様々な企業においてリモートワークの普及が進んだり、人と人の接触を低減するためのIT投資が加速するなど、新たなビジネスチャンスが拡大していると考えております。

 当社グループでは、2017年6月以降「第二創業期」として、主力のデバッグ事業に続く第二の収益の柱を育てるべく、システムテストを中心とするエンタープライズ事業の拡大に注力して参りました。これまで、エンジニアをはじめとする人材強化、アライアンスを積極活用したサービス拡充、効率的なオペレーション体制の構築等を推進してきた結果、売上・利益ともに一定の規模をとれるようになるなど、ようやくエンタープライズ事業の成長基盤を構築することができました。さらに、今目の前に広がっている新たなビジネスチャンスを確実なものにするためには、これまでのデバッグ・システムテストの延長線上での進化だけではなく、もっと新しいサービスや価値提供に変化させていく必要があると考えています。それは例えば、高品質な製品開発をするためには、実はテストの実施だけではなく開発環境の整備から支援したほうがよかったり、あるいは、機能面のテストだけではなく、ユーザーが使いやすいものにするためのユーザビリティテストや、安全性を高めるためのセキュリティテストだったりと、一言で“品質向上”といっても、様々なサービスやソリューションの可能性が秘められています。今後は、従来のサービスの深化と新しいサービスの探索を進めることで、“不具合検出のデジタルハーツ”から、“事業の品質・安全性向上を総合的に支援するデジタルハーツ”に進化していきたいと考えております。そのために、当期の下期から、第二創業期の2nd Stageとして、これまで築いてきた成長基盤をより強固なものにするとともに、新しいチャレンジを今まで以上に積極化させていく予定です。


 株主の皆様におかれましては、今後の当社グループにご期待いただき、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2020年11月
代表取締役社長 CEO 玉塚 元一