AI時代だからこそ必要な、“求められる”企業グループへ

 昨今、AIの進展は目覚ましく、日常生活において誰もが気軽にAIを活用するなど、我々の生活は劇的に変化しつつあります。これはゲームやソフトウェアの開発においても同様であり、AIを前提とした設計・実装・検証へと、これまでの開発手法とは全く異なる新たなフェーズへと移行しつつあります。その一方、AIならではの新たな課題も顕在化しています。その一つが、AIが事実ではない内容をあたかも正しいかのようにもっともらしく生成する “ハルシネーション”と呼ばれる現象です。一見すると自然で説得力があるため誤りに気づきにくく、さらに、AIが生成するゲームやソフトウェアはその制作過程がブラックボックス化していることもあり、品質や安全性の担保が非常に難しくなっています。だからこそ私たちは、AIを正しく理解し、AIの成果物の妥当性を見極め、信頼性を確保するため、QA(Quality Assurance)に対する重要性がこれまで以上に高まっていくものと考えています。

 当社は、創業以来QAの専門企業として、様々なソフトウェアの品質向上を支援してまいりました。例えば、ゲームソフトについては、ゲームのおもしろさ・心地よい操作性といった“人の感性”を活かしたチェックやゲームの世界観を活かした翻訳等を行うことで、ゲームの魅力最大化に貢献してまいりました。また、エンタープライズシステムにおいては、UI/UXの妥当性や、どの水準までセキュリティを担保すべきかといった観点からの検証を重ねることで、アプリケーションが乱立するなか “選ばれ続けるもの”となるための品質向上を支援してまいりました。

 このような当社が提供するQAも、今後のさらなるAIの進展を踏まえた大きな変革が必要になると考えています。当社では、独自のAIツールの開発をはじめAIを積極的に活用しながらも、“人”にしか担えない視点と判断によって品質向上を支援することで、当社ならではの付加価値を創造し、AI時代における品質保証のリーディングカンパニーとしての地位確立を目指してまいります。AI時代だからこそ、当社が強みとしている多様な人材力を活かして、世界中のクライアントに必要とされるグローバル・クオリティ・パートナーとして、持続的な企業価値の向上とともに、AIデジタル社会に貢献し続けてまいります。

2026年3月2日
代表取締役社長 CEO
筑紫 敏矢